
今回は仮想通貨の2大巨頭である「Ethereum(イーサリアム)」について徹底解説していきます。
ラッキーハッピーATH★
こんにちは!仮想通貨女子のゆなゆなです♡
今回は仮想通貨のなかでも有名な「Ethereum(イーサリアム)」について徹底解説していきます!
イーサリアムは仮想通貨の中でも知名度は高いですが、詳しくは知らないという方も意外と多いのではないでしょうか?
こんな方は最後まで必見です♡
トークンやチェーンについて知りたい方はこちらもどうぞ



Ethereum(イーサリアム)【ETH】基本情報
名称 | Ethereum |
シンボル | ETH |
チェーン | Ethereumチェーン |
発行枚数上限 | 上限なし |
時価総額ランキング | 2位 (2022/7時点) |
ホワイトペーパー | 外部リンク |
Ethereum(イーサリアム)とは?
Ethereum(イーサリアム)とは「分散型アプリケーション(dApps)」や「スマートコントラクト」を動かすことのできる分散型オープンソースのブロックチェーンプラットフォームです。
このイーサリアムネットワーク内で使われる独自通貨が「Ether(イーサ)」になります。
厳密には、イーサリアムはブロックチェーンのプラットフォームを指す言葉であり、仮想通貨ではないのですが、独自通貨である「Ether(イーサ)」のことを「Ethereum(イーサリアム)」と呼ぶことも多く、イーサリアムといえば仮想通貨であるETHを意味することが多いです。
イーサリアムは2013年にカナダ人のプログラマー「ヴィタリック・ブリテン」によって考案され、2015年にリリースされました。
イーサリアムはビットコインには無い「スマートコントラクト」という機能を組み込んだ新たなブロックチェーンとしてたちまち人気を博し、現在では仮想通貨時価総額ランキングではビットコインに次ぐ2位になっています。
スマートコントラクトの実装により分散型アプリケーション(dApps)を動作させることができるなど、ブロックチェーンを使って様々なことが実現できるようになり、仮想通貨業界に革命を起こしたといっても過言ではありません。
2016年にイーサリアムネットワーク上で大規模なハッキング事件(通称:The Dao事件)が起こり、364万 ETHが不正流出する事態となり、「ハードフォーク」と呼ばれるブロックチェーンの巻き戻しを行いハッキングされる前の状態に戻されました。
それにより、巻き戻した方のチェーンをイーサリアム(ETH)、ハッキングが起こったチェーンをイーサリアムクラシック(EHT)とする2つのチェーンに分かれました。
ハードフォーク後のチェーンは創業者のビタリック・ブリテン氏が開発を続けていることもあり、「本家」と呼ばれたりもします。
現在でもイーサリアムクラシックよりもイーサリアムの方が時価総額が高いことからも本家のほうを支持している人が多いのがわかります。
ビットコインはブロックチェーン技術を使った決済や送金を主な用途としているのに対し、イーサリアムはブロックチェーン技術を使ったアプリの実行や承認が行えるプラットフォームとしての利用を主な用途としています。
Ethereum(イーサリアム)の特徴
Ethereum(イーサリアム)には次のような特徴があります。
スマートコントラクト機能
イーサリアムの最大の特徴としてスマートコントラクトが挙げられます。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動化できる技術であり、契約の履行や価値の移転を人の手を介さずに自動で実行してくれる仕組みのことを言います。
スマートコントラクトがあるおかげで、契約の透明性を保ちながら契約のコストを削減することができたり、分散型アプリケーション(dApps)が実現できています。
また他にもNFTやDAO(分散型自立組織)などもスマートコントラクトがあるおかげで実現した機能です。
分散型アプリケーション(dApps)が使える
イーサリアムは分散型アプリケーション(dApps)が使えるのも大きな特徴のひとつです。
分散型アプリケーション(dApps)とは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを利用することで実現できるアプリケーションであり、分散型取引所(DEX)やブロックチェーンゲームなど非常に幅広い多くのアプリケーションが開発されています。
今まではブロックチェーンを使った送金や決済しかできなかったものが、dAppsの実現によりいろんなことができるようになりました。
送金処理が速い
イーサリアムは送金処理が早いことも特徴のひとつです。
ビットコインでは10分に1回の頻度で送金が承認されるのに対し、イーサリアムでは15秒に1回の頻度で送金が承認されます。
そのため、ビットコインと比較して素早い決済が可能になります。
発行上限や半減期がない
ビットコインは発行上限枚数が2100万枚と決まっており、約4年に1回マイニング報酬が半分になるという半減期があるのに対し、イーサリアムには発行上限や半減期がありません。
発行上限や半減期がないことで、イーサリアムは価格が安定しやすいと言えます。
独自トークンを発行できる
イーサリアムは誰でも独自トークンを発行できるという特徴があります。
イーサリアムには「ERC20」というイーサリアムのブロックチェーン上で動作するトークンの規格があり、これに準拠したトークンであれば、1つのウォレットで一元管理が可能になります。
これにより、誰でも簡単に独自トークンを発行できるようになり、仮想通貨業界全体の発展に寄与しました。
Ethereum(イーサリアム)が抱える問題
イーサリアムには取引量の急増によって、ネットワークの遅延や取引手数料(ガス代)が高騰する「スケーラビリティ問題」があります。
イーサリアムではスマートコントラクトのおかげで、分散型金融(DeFi)システムやNFT(非代替性トークン)など仮想通貨業界に革新的な技術を提供できるようになりました。
しかし一方で、イーサリアムでは取引情報だけでなく、ブロックチェーン内にスマートコントラクトの情報も含まれるため、情報量が多くなる傾向にあります。
これによりユーザー数やトランザクションが急増した結果、ネットワークが非常に混雑し、取引手数料であるガス代が高騰するといった問題が生じました。
先程ビットコインよりも送金が早いと言いましたが、ユーザー数やトランザクションが急増したことにより、イーサリアムでは深刻なスケーラビリティ問題が生じています。
イーサリアムは2022年後半に大型アップデート「The Merge(マージ)」を予定しており、これにより送金速度の改善や手数料の削減などスケーラビリティ問題の改善が期待されています。
Ethereum(イーサリアム)の歴史
年月日 | 出来事 |
---|---|
2013年11月 | イーサリアムのホワイトペーパーが発表 |
2014年7月 | イーサリアムのICOが実施 |
2015年7月 | イーサリアムが一般公開 |
2016年3月 | 大型アップデート 「ホームステッド」実施 |
2016年4月 | The DAOがICO実施 |
2016年6月 | The Dao事件が発生 |
2016年7月 | ハードフォークが実施 |
2017年10月 | 大型アップデート 「ビザンチウム」実施 |
2019年3月 | 大型アップデート 「コンスタンティノープル」実施 |
2022年後半 | 大型アップデート 「The Merge(マージ)」予定 |
イーサリアムはロシア系カナダ人のプログラマのヴィタリック・ブテリン氏によって考案され、2013年11月にホワイトペーパーが発表されました。
2014年7月にイーサリアムのICOが実施され、25,000BTC以上の資金調達に成功したことが発表されました。
その後、ブテリン氏が立ち上げたイーサリアム財団を中心に開発が進められ、2015年7月30日にイーサリアムが一般公開されました。
2016年3月に大型アップデート「ホームステッド」が実施され、これまでのバグが改善されたことにより、契約や取引のブロックチェーンへの記録が開始。これにより多くの開発者や企業がイーサリアムプロジェクトに参入しました。
2016年4月には、スマートコントラクト技術を用いて中央管理者なしに自律分散型の投資ファンドを実現するプロジェクト「The DAO」がICOを実施。当時のイーサの発行総量の約10%に当たる、762万 ETH(当時レートで約1億3232万ドル相当)もの資金を集めた大規模なICOになりました。
2016年6月にTheDAOのシステムの脆弱性を突いて364万ETH(約8000万ドル相当)が盗難された事件、通称「The DAO事件」が発生。この事件により、イーサリアムブロックチェーンを巻き戻すハードフォークを行うべきか行わないべきかの論争が勃発。
その後、2016年7月20日にイーサリアムのハードフォークが行われ、巻き戻したチェーンのイーサリアム(ETH)と巻き戻さずそのままのチェーンを利用するイーサリアムクラシック(ETC)の2つに分かれることになりました。
2017年10月に大型アップデート「ビザンチウム」が実施され、これによりスマートコントラクト機能が一般の利用者でも使えるようになりました。また、匿名性の向上、セキュリティーの強化が行われ、送金主や受取主や送金額などの契約内容が第三者から確認できなくなりました。
2019年3月に大型アップデート「コンスタンティノープル」実施。コストの削減や速度向上、PoSへの移行を視野にネットワークが安定稼働するためのアップデートが行われました。
2022年後半には大型アップデート「The Merge」が予定されており、これにより現在のコンセンサスアルゴリズムPoW(プルーフ・オブ・ワーク)方式からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)と呼ばれる方式へと移行する予定です。
PoSへ移行することでイーサリアムの課題である「スケーラビリティ問題」が解決されると期待されています。
Ethereum(イーサリアム)の価格推移

2015年の公開当初は1ETH=100円前後の価格でじわじわと価格を上げていき、The Dao事件が発生してハードフォークをしても価格はそこまで下落することはありませんでした。
2017年には仮想通貨ブームが訪れたのをきっかけに価格が高騰。2017年初頭は1ETH=1,000円程度だったのに対し、2018年初頭には1ETH=116,000円と実に116倍もの値段が付きました。
しかし、仮想通貨ブームの勢いは続かず2019年初頭には1ETH=15,000円程度と高値から10分の1まで下落してしまいました。
2019年は価格が停滞し2万円前後を推移していたのですが、2020年初頭から価格は一気に暴騰。
2021年5月には1ETH=約45万円、11月には1ETH=54万円もの高値をつけました。
しかし、2021年末からは新型コロナウィルスによる影響や金利上昇など実経済の不況により、仮想通貨市場全体も下落しました。
また、2022年5月にアメリカの金融引き締めとUSTの崩壊がきっかけで仮想通貨市場は大きく暴落しました。
2022年7月の現在では少々回復の兆しが見られましたが、ピーク時の4割程度の価格になっています。
Ethereum(イーサリアム)の買い方
イーサリアムは国内取引所や海外取引所などいろんなところで購入することができます。


Ethereum(イーサリアム)まとめ
今回はビットコインに次ぐ時価総額ランキング2位の「Ethereum(イーサリアム)」について紹介しました。
イーサリアムはスマートコントラクトやdAppsが使えるなど、仮想通貨業界の発展に大きな貢献をしているブロックチェーンプラットフォームです。
NFTやブロックチェーンゲーム(BCG)の発展に伴って今後も大きく期待されています。
2022年後半には大型アップデート「Merge」が予定されており、現在のスケーラビリティ問題が解決されることが期待されており、今後の動向にも注目です!
このブログでは他にも色々な仮想通貨の紹介をしていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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